実はわたし、ゆずまるを妊娠していたときに、切迫早産になって入院していました。
順調に進んでいたと思っていた妊婦生活が、28週の健診の時に一気に変わってしまいました。
約2ヶ月間、不安と緊張のある中での入院生活を今思い返すと、色々なことがありました。
今回は、そのときの入院生活の様子などを振り返っていきたいと思います。
順調だったはずの妊婦生活
わたしは、仕事柄、立ったまま作業をすることが多く、それは妊婦になっても同じでした。
周りの皆さんが考慮してくれていたにもかかわらず、以前と変わらず動いてしまっていました。
そして、安定期もすぎたころから
なんだかよくお腹が張るなぁ…大きくなるとこんな感じなのか
と、思うことが増えていきました。
このときの張りは、1時間に1回程度。お腹が風船のようにパーンっと張る感じで、痛みなどはありませんでした。
“こんなものだ”と、お腹の張りを放置したまま、ついに28週になり、健診を受けました。
赤ちゃんも元気です。何か気になることなどはありますか?
あ〜、なんかちょっとお腹がよく張るんですよね。
何気なく言ったこの一言から、私の妊娠生活は大きく変わりました。
んー、ちょっと内診してみようか。
13週ごろから、経膣法(超音波発信装置を膣の中に挿入する)から、経腹法(超音波発信装置をお腹に当てる)だったため、久しぶりの経膣法に戸惑いながらも、内診してもらいました。
すると、何やら不穏な空気………。
おもちさん、赤ちゃんがいる子宮と膣をつないでいる子宮頸管ってね、大体30mm〜40mmあるのね。
え、はい。(なんのことだ?)
その子宮頸管の長さが、16mmしかありません。さらに、子宮口が1cm開いています。
ん?つまり?え?
即入院です。
まさかの一言で、私の頭は真っ白になりました。
まさか私が?入院?どれくらい?どうなるの?その間、仕事は?赤ちゃんは無事なの?
色んなことが頭を巡りましたが、悲しんでいる暇もなく、すぐに入院の手続きがはじまりました。
入院生活
入院生活は、とにかく”ヒマ”でした。このひと言につきます。しかし、規則的正しい生活が送れることは、体にも心にもよかったのかもしれません。
毎日この景色を見ながら、あと何日かなぁとカレンダーアプリを見ては、またこの景色を見る……こればかりを繰り返していました。
とりあえず、入院初日に言われたこと
①24時間点滴
②歩いていいのはトイレ、2日に1回のシャワーのみで、基本的には横になっていること
③面会時間は1日1人一回30分のみ
この3つでした。
たった3つでしたが、終わりの見えない入院生活の中ではこの3つのことを守ること、意識することがとても窮屈で仕方ありませんでした。
ただ、日に日に生活していく上で、1日のスケジュールを把握できるようになっていきました。
1日のスケジュール
見てお分かりいただけるように、ずっと寝ていました。寝ることしかないんです。
助産師さんからも、「産まれたら寝られないんだから、寝ときな!」と、散々言われました。
それとひたすらスマホ…スマホ…
Wi-Fi🛜が通っている病院だったのでよかったです。ひたすらドラマを視聴していました。
このときほど、サブスク動画の会員になっていてよかったと思ったことはありません。
おすすめは、TVerです!産院にはテレビがなかったので、地上波を見ることができるTVerは重宝しました。この入院を機に、YouTubeもファミリー会員になりました!
内診
おもちさーん。内診でーす。
大体17:00ぐらいになると、助産師さんから呼ばれて、内診へ行く準備をします。
決まってやることは3つ
①子宮頸管の長さを測定
②子宮口の開き具合確認
③膣内洗浄 です。
入院するまでは、内診がとても恥ずかしさと痛さが相まって苦手でしたが、慣れって怖いですよね。以前自分が感じていた感情は一切なくなりました。
むしろ、院長先生との会話が心地よくなり、内診の時間が楽しみになっていました。
しかしそう思えたのは入院生活終盤ごろ。
最初は、子宮頸管の長さを内診のたびに記録に残し、昨日より伸びた、昨日より短くなったと一喜一憂を繰り返していました。
なぜなら、ネットに
“子宮頸管の長さが伸びて、退院することができました”というような文言をみてしまったからです。
………伸びれば退院できるんだ!
そう思い込み、ネットに書いてある子宮頸管が長くなる体操(なんか腰を浮かせるポーズ)なんかも、動ける範囲でやってみたり………
だけど、そんな願いも虚しく、子宮頸管は短くなったり、長くなったりを繰り返していました。
実際の記録で言うと(※前日比±0のものは省略)
16mm(入院決定時)→25mm→13mm→19mm→16mm→14.5mm→22mmでした。※途中から頸管の長さを計測しなくなった
1番長くて25mm、1番短くて13mmでした。
残念ながら、「この長さでは厳しい」と院長先生から言われ続け、目標の35週まで入院し続けました。
しかし、苦手な内診が楽しい空間になったのも、院長先生がちょっとした冗談を話してくれるからでした。
正直、いつも通りの妊婦健診だけだと、院長先生は寡黙・冷たいイメージがありました。
しかし、こんなにユーモアがあって、妊婦さんを大切にしてくれる方なんだと気づくことができたので、入院も悪くないなと思えることができました。
お隣さん問題
入院生活にはいろいろ思うところがありました。それがこの”お隣さん“です。
約2ヶ月間の間、私のお隣さんはトータルで3人いらっしゃいました。人の数だけ性格もあると言いますよね。本当そうだなと実感しました。
1人目の方:2児子持ちヤンキー風な方
私が入院したときには、すでにいらっしゃった先輩でした。32週時点で入院。
この方がいたことで、私は入院生活のイロハを理解することができたといっても過言ではありません。
点滴のアラームが鳴ったときの対処、食後のナースコールを押した後の看護師さんの呼び方、シャワーへ行くタイミング、内診のときの流れ、就寝後の過ごし方……などなど
全く分からなかった私に基本を教えてくださりました。(私が勝手に盗み見たものも多数)
たまに話しかけてくださって、本当に優しい方でした。35週になり、無事退院されたあと、なんと40週まで保ち、出産されたと助産師さんを通じて教えていただきました。
自分のことのように嬉しかったことを覚えています。本当に素敵な方でした。
そしてそこから2週間ほど、お隣がいませんでした。小さい産科ということもあり、あまり切迫早産の方もいないのだなぁ……と、のんびり1人を満喫していたときに新しいお隣さんがいらっしゃいました。
2人目:前回も34週で出産した方
私が30週の時にお隣にきた華奢な方は、前回も早産だったそうで、32週の健診で入院。
毎日旦那さんとお子さんとテレビ電話をしていて、仲睦まじい様子が伝わってくる方でした。
そんなお隣さんと初めて会ってから2週間、夜な夜なナースコールが部屋に響きました。
どうしましたー?
破水したかも
そこから助産師さんの行動が激変!
なぜならお隣さんは、この時34週かつ逆子だったため、産まれてくるなら帝王切開で手術が必要だったからです。
ドタバタ院長も出てきて、お隣さんは旦那さんに電話して、分娩室へ移動して、看護師さんがお隣さんの荷物を個室に移動させて………夜中の2時ごろ、カーテンの向こう側で色んなことが起きていました。
私はどうなったのか気になってしまい太陽が昇るまで眠ることができませんでした。
無事、産まれたということを聞き、安心しました。そして、35週までゆっくり入院していればいいんだ〜と安易に考えていた私でしたが、早産になる可能性もあるこもを改めて痛感しました。
そして、最後
お隣さんがいなくなった次の日には新しい方がお隣にいました。
3人目:パキスタンの方
お国が違う方は初めてだったので緊張しました。ただ日本語があまり話せないらしく、助産師さんも看護師さんもお世話するときはイラストを描いて説明したり、翻訳アプリを使ったりして対応していました。
しかし私も助産師さんも看護師さんも困ったことに、夜中3:00ごろになると必ず毎日大きな声で電話をするという!
みなさん注意してくださったのですが、なかなか止まらず……。
でも今思うと、異国の土地で、言葉も通じないところで、突然入院となって不安だろうなと感じます。あの時の私、心が狭かったなぁと反省しています。
ただ、ここで声を大にして言いたいことは、
入院する際は個室をお勧めします!!
別途料金もかかりますが、やはり個室には個室の良さがあることを実感しました。
あってよかった入院グッズ
①スマホスタンド
52日間に及ぶ入院生活で、私のヒマな時間を救ってくれたものが、スマホでした。
ドラマ一気に見放題!!
そんなときに大活躍したのが、スマホホルダーです。これのおかげで、楽にドラマを見ることができるようになりました。
②高速充電器ポータブル
スマホの稼働時間が長いため、充電器具はマストアイテムでした。
みのるオススメの高速充電器が、本当にはやくて、あっという間に10%→100%に!
パソコンもあっという間にフル充電できてしまうぐらいの力があるそう…!ポータブルタイプでこのパワーはびっくりしました。
入院生活しんどいと思うから、せめて環境だけでも整えたいって思ってさ。(今後も使えるし)
おかげさまで快適でした!(今後も使えるし)
あんなに長い入院はもう2度としたくないですね…。でもいい経験だったと思います。
「切迫早産になっていました②」では、お金についてまとめています。ぶっちゃけトーク満載ですので、ぜひご参考までに!
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