実は、ゆずまるは、生後11ヶ月の頃に熱性けいれんを起こしています。
今思うと、あのときの自分がとても冷静でいられたのも、いろんな方の経験談をSNSを通して”熱性けいれん”について情報を集めていたからでした。
今回の私たちの経験も誰かの役に立てばと思い、発信しようと思います。しかし、あくまでもその当時の話ですので、一つの経験として捉えてくださると幸いです。
初めての発熱
その日は友達と遊びに行く予定でしたが、ゆずまるの様子がいつもの感じではなく、大人しく、ぐったりしている………。
熱を測ってみると、”39.8℃”
ゆずまるにとって、初めての発熱でした。
もしかしてコロナに感染したのかなあ
午前中に病院に電話をしたら、発熱外来が混んでいるようで、診察は午後4時以降と言われてしまいました。
そのため、自宅で様子を見ることにしました。やはりぐったりしていて、すぐに寝てしまいます。
病院の診察時間の時にはすでに、”40℃”を超える熱がありました。これは、コロナかなぁと思って受診すると、まさかの……
喉に水泡があるので、夏風邪のヘルパンギーナですね。
流行りの夏風邪でした。保育園に通っていなくても、支援センターなどで感染した可能性があるとのことでした。
とりあえず、喉の痛みを緩和する薬と、解熱剤を処方してもらい、家に帰ることにしました。
まさかの熱性けいれん
苦しそうだなぁ…。とりあえずオムツ替えて、着替えさせてから、薬飲ませようかなぁ…。
そう思い、ぐったりしているゆずまるを見ると、熱さが引いたのか、今度は鳥肌が立っていました。
寒いのかな‥と思いながらも、おむつを替えようとした矢先でした。
ゆずまるの体が硬直し、上下に小刻みに震えていることが分かりました。
熱性けいれんだ!!!!
このとき、咄嗟にゆずまるの体を横に倒して、嘔吐した際、窒息しないよう意識をしました。また、時計を見て、どれくらい痙攣をしているのか確認しながら、ゆずまるの様子を見ました。
幸い、みのるもいたので、ゆずまるをお願いし、私は救急車を呼びました。
すると、電話をしている間に、ゆずまるは痙攣しながら唇が真っ青になり、呼吸がうまくできていない状況になりました。
はやく救急車きて……!
救急車を呼ぶときに
119に電話をかけることが生まれて初めてだった私は、少し焦っていたようにも思います。
救急車を手配する場所を聞かれた際、住所を答えるも電話先から
それは、〇〇道路の西側ですか?南側ですか?
西?!南?!そんなんわからんわ!!!
このとき、焦りからか、よくわからないことを話した記憶があります。今となっては、無事に救急車が到着してくれて良かったなぁと思います。
自分の家は、目印となる建物もしくは道路からどのように行けば辿り着くのか、東西南北で説明できるようにしておくことの大切さを学びました。
そして、母子手帳とおむつなど、お出かけセットをもち、わたしはゆずまると一緒に救急車に乗りました。
⚠️みのるは、自家用車できてもらいました。そうすることで帰りもタクシーを呼ばずに済みました。
夜間休日診療
無事、病院に着き、痙攣後の措置をとっていただけました。そのときのゆずまるは、ぐったりしていましたが、点滴のおかげか少し楽になったように見えました。
そして、小児科の先生からいくつか質問をされました。
①熱性けいれんははじめてか
②熱が何時ごろ、何度まで上がったか
③痙攣したときの時間、継続時間
④どのように痙攣をしていたか(上下に、左右対称か非対称かどうか)
⑤痙攣がおさまった後の様子(意識はあったか、ぼーっとしていたか)
⑥先天性の病気はなにかあるか
………このようなことを聞かれました。既往歴などはすぐに調べればわかりますが、痙攣の様子は”絶対こうだった”という自信はもてませんでした。
みのるがそばにいてくれたので、記憶を擦り合わせ、なんとか説明することができました。
もし、可能なら動画を撮っておくべきだったと思いました。また動画を撮るなら全身が映るように撮って欲しいとお願いされました。(様子がわかるため)
今回は2〜3分でおさまったとのことなので、単純型だったと思われます。また、初めてのお熱で痙攣ということだったので、念の為、血液検査をしましょう。
無事、血液検査も異常なく、夜の10時ごろには自宅で経過観察になりました。
帰る頃にはゆずまるも、いつも通りに笑っていましたが、正直、わたしは不安でした。
ちゃんと目を覚ましてくれるのかな。いつも通りハイハイしたり、歩いたり、ご飯食べたりできるのかな。
その日の夜は、布団に入っても眠れませんでした。そして改めて、心身ともに健康であることが幸せなことに気付かされました。
ちなみに、夜間診療は自ら診察に行く場合は、時間外診療になるため子どもでも医療費がかかります。
しかし、医者が緊急を要する診察だと判断した場合や、救急車を利用した場合では、子ども医療費助成制度が適用されることが分かりました。(詳しくは所属する自治体のホームページを確認した方がいいです。)
あ〜だぶぅ!!(国の補助制度に助けられてることを実感したよ!)
その後のゆずまる
次の日、いつも通りに目を覚ましたゆずまるをみてホッとしました。
ただ、まだ熱があるため、処方してもらった薬を飲みながら様子を見ました。そして、2〜3日経ったころ、ようやくいつもの活発なゆずまるに戻ってきました。
念の為、紹介状を出してもらっていたので、かかりつけの病院にも診てもらい、”異常なし”という言葉をもらうことができました。本当に心から安心しました。ただ、かかりつけの先生から
お母さんに熱性けいれんの既往歴があると、子どもがけいれんになる確率は上がります。
ゆずまるちゃんは、11ヶ月で熱性けいれんとのことでしたが、1歳未満でなると再び熱性けいれんを起こす確率が少し上がります。
と、言われました。
確かにわたしは幼い頃、単純型で1〜2分でおさまったそうですが熱性けいれんになったことがあると母から聞いていました。また、みのるも2回ほど熱性けいれんになったことがあるそうです。
親の既往歴が重要になってくることを初めて知りました。
そして、再び熱性けいれんになる可能性があることも分かったので、次の発熱時には意識できると思いました。
今回、ゆずまるが熱性けいれんになったことで、正直、発熱があるたび怖くて怖くて仕方ありません。
しかし、お医者さんと話したこと、救急車の呼び方、夜間診療のことなど、経験したから分かることも増えました。
痙攣が起きたあの時、わたしが咄嗟に対応できたのも、「もしかしたらあるかもしれない」と前々から熱性けいれん時の対応の仕方などを調べていたからでした。
けいれんしてからネットで調べたのではパニックになって、色々なことが間に合っていなかったように思います。
「知っている」と「知らない」の差は、命を救えるか救えないかに直結することを痛感しました。
今回の経験は、私たち家族にとって大切なことに気付かせてくれたものだと感じています。
熱性痙攣が起きた時の対応
あくまでも、私がSNS等で調べたことなので、これが絶対ではないです。ご了承ください。
- ・身体を横向きにする
-
嘔吐物で窒息することを防ぐため
- ・時間を測る
-
痙攣がはじまった時刻、痙攣していた時間、痙攣がおさまった時刻をおさえる
- ・救急車を呼ぶ
-
初めての熱性けいれんは、痙攣したらすぐに呼ぶ。2回目以降の場合は、様子を見て1〜3分程度で痙攣がおさまる場合は自宅で対応しても良いが、救急車を呼ぶ方がよいとのこと(救急隊、小児科の先生におすすめされました)
- ・動画を撮る
-
全身が映るように動画を撮ることで、救急隊やお医者さんに正確に情報を共有することができる
もし「こんなこともするといいよ!」などありましたら、私たち家族もまだまだ知らないことがたくさんあるので、情報を共有してくださると嬉しいです。
※あくまでも、私たち家族の経験ですが、どなたかのお役に立てれば幸いです。
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